ウオノメ/タコ

ウオノメ/タコについて

ウオノメ(魚の目)、タコはどちらも足の裏など荷重のかかる部位に好発する、非炎症性の角化症です。

特定の部位が慢性的・反復的な刺激(圧迫、摩擦)を受けることで生じるため、足の裏以外に指の間や、手(ペンだこ)、足首(すわりだこ)にも見られることがあります。

ウオノメは専門用語では「鶏眼けいがん」、タコは「胼胝べんち」と呼ばれ、前者は圧痛(押した、押されたときの痛み)がある一方で、後者では一般的には痛みを伴いません。

【ウオノメとタコの違いについて】

名称医学用語でき方圧痛
ウオノメ鶏眼肥厚した角質が芯を形成し皮膚の奥に侵入
タコ胼胝外側に向かって一様に角質が肥厚する
ウオノメとタコの違い

ウオノメ/タコの治療

ウオノメやタコの治療には、以下のようなものがあります。

①肥厚した角質を削る(削り処置)

クリニックでは、メスやニッパー、剪刀(ハサミ)などを用いて肥厚した角質を削ったり、切ったりする処置を行うことがあります。

特に痛みを伴うウオノメの場合は、その場で痛みの軽減・消失が期待できる治療です。

②角質を柔らかくする(塗り薬/貼り薬)

塗り薬や貼り薬を用いて、角質を柔らかくする治療です。

即効性は期待できませんが、ご自宅で簡便に行うことができます。

角質が固くて削りにくい場合、事前にこのような薬を用いて柔らかくしてから削るなど、削り処置と組み合わせることもあります。

よく使用される薬剤としてはサリチル酸ワセリンや、尿素製剤が挙げられます。

ウオノメ/タコの注意点①: 実はウイルス性イボかも?

「数ヶ月前に(あるいは数年前に)足の裏にウオノメ/タコができ、治らない」と受診される方の中には、実はウイルス性のイボであったというケースがあります。

特に小さなお子さんの場合、皮膚が柔らかく、荷重もかかりにくい(=ウオノメ/タコができにくい)時期ですので、足の裏に硬いできものがみられた場合には放置せずに皮膚科を受診するのが良いでしょう。

ウイルス性イボの場合は、ウオノメ/タコと異なり、液体窒素療法などの積極的な治療が望まれます。

ウオノメ/タコの注意点②: 糖尿病の方では要注意

糖尿病の方で足の裏に分厚いウオノメ/タコが見られ、かつ痛みを伴わない場合、糖尿病性の末梢神経障害(感覚が鈍くなっている/消失している)の可能性があります。

放置していると二次感染を生じ、潰瘍になるリスクを伴いますので、クリニックなどで定期的に足のケアを行うことが推奨されます。

ウオノメ/タコと診断されたら

■慢性的な刺激が原因となっていますので、可能な限り刺激を回避するようにしてください。

■足裏では刺激回避用のパッドやインソールを、足指の間ではクッションを挟むなどの方法も有効です。

■ご自身で削ることも可能ですが、削りすぎ、出血には注意しましょう。