さいたま市浦和区高砂1-16-12
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シラミ(シラミ症)とは、シラミがヒトに寄生し、吸血することでアレルギー反応を生じる疾患の総称です。
寄生部位によりアタマジラミ症、コロモジラミ症、ケジラミ症に分けられ、いずれも寄生後1〜2ヶ月で発症します。
なお、「トコジラミ」は名前からはシラミの一種のようですが実際にはカメムシの仲間ですので、今回は割愛します。
アタマジラミは頭髪に寄生し、既にアタマジラミに寄生されている他人との接触や、ヘアブラシ・帽子の共有で感染します。
そのため、家族間の他、ときとして幼稚園や保育園などでの集団発生が問題となります。
症状としては頭髪に付着する虫体や虫卵を認め、頭皮の激しいかゆみを伴います。
なお、よく虫卵と間違われるものに「ヘアキャスト」があります。
これはフケや頭皮からの分泌物が固まって頭髪の周囲に付着したものであり、虫卵と異なりつまむと容易に動くことが特徴です。
コロモジラミは主に下着などの衣類に寄生し、衣類を交換しない・できない方にみられます。
コロモジラミが寄生している衣類を着用していると、衣類に接触する部分に一致して激しいかゆみを認めます。
ケジラミ症は主に性的接触で感染し、陰毛に多くみられますが、ときに脇の下の毛や、まつ毛など他の部位に寄生することもあります。
他の2つのシラミ症と同様に、寄生している部分に激しいかゆみを認め、よく観察すると虫体・虫卵がみられます。
シラミ症と診断された場合、アタマジラミ症やケジラミ症では、フェノトリンという駆虫成分の入ったパウダーやシャンプーを用いてシラミの駆除を行います。
虫卵には効果がないため、孵化のタイミングを考慮して複数回の使用が必要です。
また、アタマジラミ症では専用のクシでとかす、ケジラミ症ではシラミごと毛を剃ることも有効です。
コロモジラミ症では、シラミが寄生している衣服を交換し、入浴を行います。
シラミ症と似たような症状を呈する疾患には主に以下のようなものがあります。
・脂漏性皮膚炎:主に頭皮にフケや痒みがみられますが、フケは毛に固着せず、簡単に落ちることから鑑別が可能です。
・皮脂欠乏性湿疹:乾燥による湿疹でも、痒みとともに、時折フケのような症状がみられることがあります。
・疥癬:夜間に痒みが悪化する、手の指間に症状が目立つなどといった特徴があります。
■衣類をはじめ、皮膚に直接触れるものは共用しないようにしましょう。
■必要に応じて、ご家族全員の治療を検討しましょう。
■衣類・寝具類は55℃以上のお湯に10分以上浸け、殺虫してから洗濯しましょう。
■洗濯できないものに関しては、アイロンや掃除機を念入りにかけることで対処してください。